太陽光発電で電気代はいくら安くなる?年間10万円以上節約できるケースも
2026/4/6
太陽光発電で電気代はいくら安くなる?東京・年間シミュレーションで徹底解説
「太陽光発電を付けると電気代はどれくらい安くなるの?」
「年間10万円以上節約できると聞いたけど本当?」
電気料金の値上げが続く中、自宅で電気を作れる太陽光発電への関心が高まっています。
しかし「実際いくら安くなるのか」を具体的に知っている方は少ないのではないでしょうか。
この記事では
・太陽光発電で電気代が安くなる仕組み
・東京都でのリアルな年間節約シミュレーション
・削減効果に影響する条件
・補助金を活用してさらにお得にする方法
をわかりやすく解説します。
太陽光発電で電気代が安くなる仕組み
太陽光発電で電気代が下がる理由はシンプルです。自宅で作った電気を自分で使えるからです。
通常、家庭の電気はすべて電力会社から購入していますが、太陽光発電を導入すると次のような使い方ができます。
昼間:太陽光で発電した電気を自宅でそのまま使う(買電量が減る)
余った電気:電力会社に売る(売電収入が得られる)
夜間・雨天時:電力会社から購入する(通常通り)
つまり、「電力会社から買う電気の量が減る分だけ電気代が安くなる」というシンプルな仕組みです。さらに蓄電池を組み合わせると、夜間も自家発電の電気を使えるため、節約効果がさらに高まります。

東京都での発電量の目安
電気代削減の計算に必要な「発電量」の目安を確認しましょう。
東京都の環境データ:
年間日照時間:約2,100時間(全国平均を上回る水準)
1kWあたりの年間発電量目安:約1,371kWh
つまり、設置容量によって以下の発電量が見込めます。
設置容量 | 年間発電量の目安 |
|---|---|
3kW | 約4,100kWh |
4kW | 約5,500kWh |
5kW | 約6,900kWh |
6kW | 約8,200kWh |
※屋根の向き・傾斜・日陰の有無によって変動します。南向きで日当たりが良いほど発電量が増えます。
電気代削減シミュレーション(東京都・年間)
発電した電気のうち、自宅で使う分(自家消費)が電気代削減に直結します。残りは売電(FIT制度で1kWhあたり約16〜17円で売れます)できます。
一般的な4人家族(月の電気代15,000円)の場合
条件 | 内容 |
|---|---|
設置容量 | 4.5kW |
年間発電量(目安) | 約6,200kWh |
自家消費率(目安) | 約40〜50%(蓄電池なしの場合) |
自家消費電力量 | 約2,500〜3,100kWh |
電気代削減額(30円/kWh換算) | 約7.5〜9.3万円/年 |
売電収入(余剰電力・17円/kWh換算) | 約2.7〜3.2万円/年 |
合計節約・収入の目安 | 約10〜12万円/年 |
年間10万円以上の節約・収入は、標準的な4〜5人家族・4〜5kWシステムで十分に実現可能なラインです。
蓄電池を追加した場合のシミュレーション
蓄電池(容量7kWh程度)を組み合わせると、夜間も昼間の発電分を使えます。
条件 | 蓄電池なし | 蓄電池あり |
|---|---|---|
自家消費率 | 約40〜50% | 約70〜80% |
年間電気代削減額(4.5kW) | 約7.5〜9.3万円 | 約12〜15万円 |
年間節約+売電の合計 | 約10〜12万円 | 約14〜17万円 |
※ 電気料金単価は電力会社・プランにより異なります。上記は1kWhあたり30円で試算。
電気代削減に影響する5つの条件
同じ太陽光発電システムでも、削減効果は住宅ごとに大きく変わります。
①屋根の向きと傾斜
南向き・傾斜30〜35度が最も発電効率が高い
東・西向きは南向きと比べて発電量が約10〜20%減
北向きは大幅に発電効率が下がるため不向き
②設置できるパネルの枚数(屋根面積)
設置枚数が多いほど発電量が増えます。一般的な住宅では4〜6kW程度の設置が多いですが、屋根の広さや形状によって変わります。
③日当たり(周辺環境)
隣家や木の影が屋根にかかる場合、発電量が大きく減少します。設置前に日陰の影響を業者に確認してもらうことが大切です。
④家庭の電気使用量とライフスタイル
昼間に自宅にいる時間が長い家庭ほど、自家消費率が高くなり電気代削減効果が大きくなります。逆に、ご家族全員が昼間外出している家庭は、発電した電気を使い切れず売電に回る割合が高くなります。
⑤電気料金の単価(電力プラン)
電気料金が高いプランを使っているほど、自家消費による節約効果が大きくなります。太陽光導入に合わせてプランを見直すことで、さらに節約効果を高めることができます。
投資回収期間はどのくらい?
太陽光発電の設置費用は4〜5kWで約100〜150万円程度(工事込み)が相場です。東京都の補助金(12万円/kW)を活用すると、費用を大幅に抑えられます。
条件 | 概算 |
|---|---|
設置費用(4.5kW) | 約130万円 |
東京都の補助金 | 約45万円 |
自己負担額 | 約85万円 |
年間節約+売電収入 | 約10〜12万円 |
投資回収期間の目安 | 約7〜9年 |
太陽光パネルの寿命は20〜30年以上と言われています。回収後は純粋な節約・収入になるため、長い目で見ると非常に大きなメリットがあります。
東京都の補助金で初期費用をさらに削減
東京都の補助金を活用することで、投資回収期間をさらに短縮できます。
設備 | 補助金額(令和8年度) |
|---|---|
太陽光発電(3.6kW以下) | 12万円/kW(上限36万円) |
太陽光発電(3.6kW超) | 10万円/kW |
蓄電池 | 10万円/kWh(上限120万円) |
国の補助金との併用 | 最大190万円以上 |
さらに、お住まいの区市町村によっては上乗せ補助金も受けられます。(例:葛飾区 8万円/kW、北区 9.6万円/kW、足立区 6万円/kW など)
→ 補助金の詳細は【2026年最新】東京都の太陽光・蓄電池補助金を徹底解説!をご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 曇りや雨の日は発電できないのですか?
A. 完全に発電しないわけではありません。曇りの日は晴天時の20〜30%程度、雨天時でも数%は発電します。ただし発電量は大きく下がります。
Q. アパートや賃貸でも太陽光発電は設置できますか?
A. 一般的に賃貸住宅への設置は難しいです(建物所有者の許可が必要)。持ち家の戸建て住宅が設置の中心です。
Q. 太陽光発電の設置でかえって電気代が増えることはありますか?
A. 適切な設計・設置をすれば電気代が増えることはほぼありません。ただし、設置後に家電を増やすなど電気使用量が増えた場合は、トータルで増えることがあります。
Q. 停電のときも電気は使えますか?
A. 太陽光発電のみでは停電時に使えない場合がほとんどです(自立運転機能付きの場合は一部使用可)。停電時も安心して使いたい場合は、蓄電池との組み合わせが必要です。
Q. 電気代の削減とFIT売電、どちらが得ですか?
A. 現在の電気料金単価(約30〜35円/kWh)はFIT売電単価(約16〜17円/kWh)を大幅に上回っているため、自家消費を増やす方が経済的に有利です。
まとめ:太陽光発電で年間10万円以上の節約は現実的
東京都での一般的な4〜5人家族・4.5kWシステムであれば、年間10〜12万円程度の電気代削減・売電収入が期待できます。蓄電池を組み合わせれば、さらに年間14〜17万円規模の節約も可能です。
東京都の補助金(最大190万円以上)を活用することで、投資回収期間を大幅に短縮し、費用対効果を高められます。
「自分の家ではいくら節約できるのか」は、住宅条件や電気使用量によって変わるため、シミュレーションで確認するのが最も確実です。
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